1. 動作の途中で止まってしまったら、諦めて、元の姿勢に戻りましょう。そして、また動作を始めます。2,3回繰り返すと上手くできることが多いです。
例えば、薬を飲む時にコップが口まで届かない時、そこから頑張ってもなかなか口に届かないので、一旦コップを元の位置に戻して、もう一回口元へ。という感じです。
2. 動きやすいところから動かしてみましょう。手は比較的動きやすいので、ブラブラ振ったり、バンザイしたりすると、身体全体が動きやすくなります。
例えば、立ったまま動けなくなった時は、足を動かそうとせずに、まず手をブラブラ、バンザイ等を何回かすると、足が動きやすくなり、歩き始めることが出来たりします。
いろいろな対処方法があると思いますが、一例を説明します。
床に手をつき、落ちる勢いを利用しながら一連の動作を行います。
1.椅子から前に落ちる感じで勢いをつけ両手を
床につく
2.両手が床に着いたら両膝をつけ、四つ這いで
少し進む。
3.動きを止めることなく立ち上がる体制になる
4.バランスを保ちながら一気に立ち上がる
5.すぐに腰を伸ばします
椅子の正面から近づくと、足がすくんだりして、うまく体が回転出来ずに座りにくい時があります。
椅子の斜め前より円弧を描くように近づきます。
前屈姿勢が弱い時は、
1.顔を上げる
2.足を後ろに引く
3.後ろに引いた足を大きく前に出します
前屈姿勢が強い時は、前から引っ張ても、余計に足が出にくくなることがあります。
まず、前屈姿勢を正しましょう。
介助者がそばにいる場合は、本人の横から介助し、体を左右に揺らし、最初の一歩目に声をかける。
介助者が、あまりしっかり持つと、左右に揺れにくくなるので、逆に歩きにくくなります。